“戸籍氏名に読みがな 新たに届け出” デジタル化へ報告案

行政手続きなどのデジタル化に向けて、政府が戸籍の氏名に読みがなを付ける方向で検討を進めていることを受けて、有識者らによる研究会は5200万件に上る現在の戸籍の読みがなを新たに届け出てもらうことなどを盛り込んだ報告の案をまとめました。

戸籍の氏名には、漢字しか記載されておらず読みがながないため、デジタル化の妨げになっているとして、政府は戸籍の氏名に読みがなを付ける方向で検討を進めていて、有識者らによる研究会は戸籍法の改正に向けた報告の案をまとめました。

それによりますと、名前の表記や読み方が多様化する中、読みがなを付けるにあたっては、漢字そのものの意味や読み方にかかわらず、どの程度まで自由に認めるかについては、多様な意見があることを踏まえ、十分に検討する必要があるとしています。

そのうえで、これから生まれる子どもは出生届などをもとに戸籍に読みがなを記載するとした一方、5200万件に上る現在の戸籍については、一定の期間を設けて、読みがなを新たに届け出てもらうなどとしています。

また、読みがなは、ひらがなかカタカナで表記するとしたうえで、夫婦や親子など、同じ戸籍の人の名字は異なる読みがなにはできないとしています。

法務省はこの報告をもとに、来月にも法制審議会に諮問することにしています。