オリンピック 陸上男子3000m障害 三浦が7位 日本選手初の入賞

東京オリンピック、陸上男子3000メートル障害で、三浦龍司選手が8分16秒90のタイムで、7位でフィニッシュし入賞を果たしました。この種目で日本選手が入賞するのは初めてです。

この種目で日本選手として49年ぶりの決勝進出となった三浦選手は、スタートから積極的に前に出て、1000メートルをトップで通過しました。

その後も先頭集団の中でレースを進めましたが、中盤以降、海外の選手がペースを上げると徐々に先頭から離れ、ラスト1周を残して10番目に通過しました。

しかし、最後の水濠を越え、直線にかけてスパートすると、前を行く選手を抜き7位でフィニッシュしました。

タイムは8分16秒90で、この種目で日本選手として初めての入賞を果たしました。

金メダルはモロッコのスフィアヌ・エル バカリ選手でタイムは8分8秒90でした。

銀メダルはエチオピアのラメチャ・ギルマ選手でタイム8分10秒38、銅メダルはケニアのベンジャミン・キゲン選手でタイムは8分11秒45でした。

「パリで今回以上の納得できる走りを」

三浦龍司選手は「入賞はできたが、正直悔しい気持ちもある。ただ、東京オリンピックでの目標はクリアしたので、しっかり走りきったかなと思う。想像をはるかに超えたラップタイムの早さだったのでちょっと突っ込んでしまったというか、障害を跳ぶときの足がなかなか合わなかったと感じるので、違う雰囲気の中で自分のペースを維持するのは難しいと感じた」とレースを振り返りました。

そのうえで、今後の目標については「3年後のパリオリンピックを目指しているので、そこで今回の7位以上で、自分の納得できるような走りをこの3年間で突き詰めていきたい」と意気込んでいました。

日本陸上界に現れた「新星」

成長途中の19歳が世界最高峰の舞台でその歴史に名を刻みました。

男子3000メートル障害で日本選手としては49年ぶりに決勝に進んだ三浦選手。この種目で日本選手として初めてとなる7位入賞を果たした。

予選からみずからのスタイルを貫いていました。

「緊張していた」というそのことばとは裏腹に「いつもどおり」序盤からトップをうかがう位置でレースを進めて2着でフィニッシュ。タイムは予選全体の2位でした。

去年7月に当時の日本歴代2位の記録をマークして以来、ことしは5月、6月、そして、7月30日の予選と、3か月連続で日本記録を更新。

驚く報道陣に対して、本人は「どこ吹く風」という様子で、「オリンピックが終わるまではメンタルの状態をキープしていきたい。ほかのことはあまり気にせずに行きたい」と冷静にみずからを見つめていました。

大舞台でもふだんどおりの力を発揮する。

ことばにすれば簡単ですが、多くのトップ選手が目指しながらなかなか実現できないことをこの大学2年生がやってのけました。

日本陸上界に現れた「新星」のその成長曲線がどこまで上昇するのか、期待は膨らむばかりです。