五輪 選手へのSNS中傷 “許されない”

今回の東京オリンピックでは選手のSNSの個人アカウントに多くのひぼう中傷が投稿されるケースが目立ち、これに対して競技団体や関係者もネット上で対応するケースが出てきています。

「チャンピオンに値しない」ひぼう中傷が相次ぐ

体操男子個人総合で金メダルを獲得した橋本大輝選手のSNSの個人アカウントには、ほかの選手を応援していたと見られる人からのひぼう中傷が投稿されています。

跳馬の得点が不当に高かったとして、英語などで「チャンピオンに値しない。チャンピオンは盗まれた」「金メダルを獲得した方法を恥じるべきだ」といったコメントが見られます。

こうした状況を受けて国際体操連盟が採点の詳細を公表し、審査が正しかったことをツイッター上などで説明するなど影響が広がっています。
橋本選手はこれを受け、個人アカウント上で、「FIG(国際体操連盟)から正式な採点結果が出ました。減点項目がしっかり明記されています」「国の代表選手として努力してきたアスリートを認め、称賛する人が増え誹謗中傷とみられる行為を行う人が少なくなることを願っています」と投稿しています。

「どうかお願いです」太田雄貴さんが訴え

またフェンシングの男子フルーレで北京オリンピックは個人、ロンドンオリンピックでは団体の銀メダルを獲得した太田雄貴さんは自身のツイッターに「皆さんへのお願い」から始まるツイートを投稿しました。

フェンシング男子フルーレ団体の準決勝で日本がフランスに敗れた直後で「現在、特定の選手へのひぼう中傷が鳴りやまない状況です。3位決定戦を控えている中、悲しい状況です」と訴えています。

そして「選手、コーチ、スタッフは、今日に至るまで、血のにじむような思いで競技と向き合ってきました。そういった選手に対しての言葉の暴力は許されるものではありません」「どうかお願いです。こんな時こそ、温かい言葉や、メッセージをかけてあげて下さい。ネガティブな感情を選手にぶつけるのはどうかおやめください」と投稿しています。
太田さんのツイートを見た人たちからは「ひぼう中傷する人よりも応援し皆さんを愛している人の方がずっとずっと多いです。感動をありがとうございました」などというメッセージが多く寄せられています。