五輪ボランティア 遠方から分身ロボットで参加 現地で交流

東京オリンピックはほぼ無観客での開催となり都市ボランティアの活動の場が限られる中、三重県の障害のある男性が分身ロボットを使って自宅から東京でのボランティアに参加しました。

分身ロボットを使ってボランティアに参加しているのは三重県川越町の柳田幸樹さん(47)です。

柳田さんは、高校生のときの事故の影響で全身にまひがあり体をほとんど動かすことができませんが、人と交流したいと日頃からロボットを駆使して講演活動や接客を行っていて、今回の大会でも得意の英語で案内したいと準備を重ねてきました。

2日は、海外のメディア関係者などが土産物を買うことができる東京・千代田区の「東京スポーツスクエア」で来場者を案内する活動に参加し、入り口に置かれたマイクやスピーカーが内蔵された高さ20cmほどのロボットを自宅から操作しました。

柳田さんが日本語や英語であいさつするとロボットのスピーカーから声が出るようになっていて、腕を上げたり首を振ったりする動作を交えながら、訪れた人を楽しませていました。

柳田さんは「無観客となりボランティアとして活動したくてもできない方が多くいるなかで参加できたことは本当にありがたい。体は三重県ですが心は東京にいるような感覚で、現地の人たちと交流ができて本当に楽しかったです」と話していました。