7月国内新車販売数 去年同月比4%余減 半導体不足やコロナ影響

7月、国内で販売された新車の台数は、37万台余りで、去年の同じ月を4%余り下回りました。世界的な半導体不足に加え、新型コロナウイルスの感染が東南アジアで急拡大し、部品の調達できない工場が止まるなど、車の供給面に影響が出ました。

日本自動車販売協会連合会などの発表によりますと、7月、国内で販売された新車は37万7448台で、去年の同じ月と比べて4.7%減少しました。

このうち普通乗用車やトラック、バスなどは、24万7148台で、去年の同じ月より3.2%増えた一方、軽自動車は13万300台で17%減少しました。

世界的な半導体不足に加え、新型コロナウイルスの感染が東南アジアで急拡大し、部品を調達できない工場で稼働が一時的に止まるなど、車の供給面に影響が出ました。

去年7月は感染拡大の影響で前の年より13%余り減少しましたが、先月はそれをさらに下回る水準で、影響の長期化も懸念されます。

業界団体は「半導体だけでなく、さまざまな部品の調達が滞り始めている。感染がいつおさまるかもなかなか読み切れず、今後の見通しを立てられる状況にない」としています。