五輪ボランティアの車 首都高で追突事故など起こしながら走行

1日に、都内の首都高速道路で東京オリンピックの大会関係の車が2台の車に追突したり側壁に衝突したりする事故を起こしながら、数キロにわたって走行していたことが分かりました。運転手は50代のボランティアで、事故のあと体調不良を訴えて病院に搬送されたということで、警視庁が当時の状況を調べています。

警視庁によりますと、1日午後6時ごろ、東京 港区から江戸川区にかけての首都高速道路湾岸線の東行きで、大会関係の乗用車がトラックと軽ワゴン車に次々に追突したうえ、側壁に複数回にわたって衝突しました。

乗用車は、事故を起こしながら数キロにわたって走行したあと、千葉県内のインターチェンジを下りたところで停止しているのを千葉県警の警察官が発見したということです。

この事故で、追突された2台のうち、軽ワゴン車に乗っていた女性2人がけがをして病院に搬送されました。

警視庁によりますと、乗用車を運転していたのは神奈川県に住む50代の男性ボランティアで、当時、大会関係者1人を乗せていたということです。

事故を起こしながら運転を続けたことについて、このボランティアは「大会関係者の送迎を優先した」などと話していたということですが、その後、体調不良を訴え、病院に搬送されたということです。

警視庁は、当て逃げなどの疑いで当時の状況を詳しく調べています。

大会関係車両が絡む事故 1週間で少なくとも50件

今回の事故について、大会組織委員会は「大会関係車両の事故があったことは承知していますが、警察が現在捜査中のため、詳細についての回答は控えます。交通法規の順守を前提とした安全な運行の実現を関係者に周知し、事故の再発防止に努めて参ります」とコメントしています。

このほか、大会関係の車両が絡む事故は開幕から7月29日までの1週間だけで、少なくとも50件起きていて、捜査関係者によりますと、
▽全国各地から運転手が集められているため、都心の道に慣れていないことや、
▽競技のスケジュールに間に合わせようと、急ぐケースがあること、
などが背景として考えられるということです。