オリンピック 卓球男子団体 日本 豪に勝ち準々決勝へ

東京オリンピック大会11日目の2日、卓球の男子団体の1回戦で日本はオーストラリアに3対0でストレート勝ちし、準々決勝に進みました。

東京オリンピック大会11日目の2日、卓球の男子団体の1回戦で日本はオーストラリアと対戦しました。

卓球の団体戦は、ダブルス1試合、シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利となります。

第1試合のダブルスには、丹羽孝希選手と水谷隼選手の世界的にも珍しい共に左利きのペアが出場しました。

利き手が同じ選手がペアを組む場合、立ち位置が重なってラリーなどの際にスムーズに入れ代わることが難しくなるため、ふだんとは違う動きが求められます。

しかし、2人は第1ゲームから連携のとれたプレーで積極的に攻め5連続ポイントを奪うなど、このゲームを11対7で取り、第2ゲームと第3ゲームも取って、日本が第1試合を取りました。

第2試合のシングルスでは張本智和選手が、得意のバックハンドなどで第1ゲームに9連続ポイントを奪うなど積極的に攻めて3ゲームを連取し、この試合も日本が取りました。

第3試合には今大会初めて水谷選手がシングルスに出場し、強烈なスマッシュなどで第1ゲームを取ると、第2ゲームはコースを突く鋭いショットで9連続ポイントを奪うなど11対1と相手を圧倒し、この試合も3ゲームを続けて取り、第3試合も奪いました。

日本は3対0でオーストラリアに勝ち、3日に行われる準々決勝に進みました。

水谷「いい形で団体戦に入れた」

ダブルスとシングルスに出場し2勝した水谷選手は「混合ダブルスで優勝してから少し時間たったが、みんなストレート勝ちでいい形で団体戦に入ることができた」と試合を振り返りました。

そして、「1本1本を大事にして、かみしめながらプレーしたい。これからは厳しい戦いになるが、チーム一丸で倒したい」と話していました。

丹羽「2年ぶりで不安あったが いいプレーできた」

水谷選手とのダブルスに出場して勝利をあげた丹羽選手は「ダブルスの練習はたくさん積んでいたが、試合はおよそ2年ぶりなので不安もあったが、すごくいいプレーができた」と試合を振り返りました。

そして、「男子シングルスも負けてから時間がたっているので気持ちを切り替えて、団体戦にベストを尽くしたい」と話していました。

張本「男子単でできなかったプレーしたい」

シングルスで勝利をあげた張本選手は「あすから相手のレベルが上がっても勝てるように頑張りたい。男子シングルスでできなかったようなプレーをしたい」と話していました。

異例の左利きペア どんな戦い見せるか

水谷隼選手と丹羽孝希選手。

世界的にも珍しい左利きどうしのダブルスのペアがオリンピックデビューを果たしました。

利き手が同じ選手がペアを組む場合、立ち位置が重なってラリーなどの際にスムーズに入れ代わることが難しくなるため、ふだんとは違う動きが求められます。

右利きの選手に対して人数が少ない左利きの選手どうしがあえてダブルスでペアを組むことは世界的にも珍しく、水谷選手が4大会連続、丹羽選手が3大会連続のオリンピック出場と経験豊富な2人でも、自分と同じ左利きの選手とダブルスを組んだ経験はほとんどありません。

大会前の取材で水谷選手は「非常に難しいのは間違いない。弱点も多いペアなので、とにかく本番まで誰にも見せずに1発勝負にかけるしかない」と話し、丹羽選手も「動き方が右利きの選手と組む場合と本当に違う。ラリーが長引けば長引くほど不利になってしまうので、サーブやレシーブなど早い段階で積極的に攻める練習を多くしている」と試行錯誤しながら練習に取り組んでいると話していました。

そして迎えた2日の団体1回戦。

最初のダブルスに出場した水谷選手と丹羽選手のペアは、丹羽選手が話していたとおり、サーブとレシーブで主導権を握って早い段階でポイントし、ラリーに持ち込ませませんでした。

そしてゲームカウント3対0のストレート勝ちで、チームに流れを呼び込む勝利を収めました。

それでも2人は決して満足している様子はなく、水谷選手は「自分たちが気にしているラリー戦にならなかったので、まだ状態がわからない。きょうはサーブやレシーブは良かったが、その後の攻撃はもっといい攻めをしていかないとあすは厳しい」と話し、丹羽選手も「あすからの相手は強くなってラリーが長引くと思うので、もっと動いていかなければいけない」と、スウェーデンと対戦するあすの準々決勝の戦いを見据えていました。

東京オリンピックではこれまで3試合目だったダブルスが1試合目に行われることになり、チームの流れを作る上で重要なカギを握ります。

世界的にも珍しい左・左のペアが強豪相手にどんな戦いを見せるのか、今後の試合にも注目です。