オリンピック 卓球女子団体 準々決勝へ

東京オリンピック、大会10日目の1日、卓球の女子団体の1回戦で日本はハンガリーに3対0でストレート勝ちし、準々決勝進出を決めました。

卓球の団体戦はダブルス1試合、シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利となります。

第1試合のダブルスには、石川佳純選手と今大会初出場となる平野美宇選手がペアを組んで出場しました。

石川選手と平野選手のペアは第1ゲーム、強烈なフォアハンドを随所で決めて11対7で奪うと、続く第2ゲームと第3ゲームも取って日本が第1試合を取りました。

第2試合のシングルスでは、今大会2つのメダルを獲得している伊藤美誠選手が多彩なサーブやスマッシュで相手を翻弄してゲームカウント3対0で、この試合も日本が取りました。

第3試合は平野選手が出場し、相手をサーブで崩したあとにスマッシュを決めてポイントを重ね、3ゲームを続けて取り、第3試合も奪いました。

日本は3対0でハンガリーに勝ち、2日に行われる準々決勝へ進みました。

伊藤美誠「チームメートと試合できる喜びかみしめている」

シングルスで勝利をあげた伊藤美誠選手は「この2日間でたくさん睡眠が取れたので、すごく動きがよかった。動けるだけで幸せと感じた」と話しました。

また、試合直前に食事をしていたことについて問われると「練習でいっぱい動いていて、おなかがすくので、試合でパワーを出せるようにおにぎりを食べました」と笑顔でこたえていました。

そして、いいプレーができている要因について「大会が開催されたことで、たくさん試合ができる喜びとチームメートと楽しく試合ができる喜びをかみしめていること」と話していました。

石川佳純「全員がいいプレー」

平野美宇選手とのダブルスに出場して勝利をあげた石川佳純選手は「初戦で緊張もあったが、全員がいいプレーをして3対0で勝つことができたのはうれしい。あすの相手はまだ決まっていないが、練習を重ねてきたので自信をもって戦いたい」と話していました。

平野美宇「目指していた舞台 感謝の気持ちで臨めた」

初めてオリンピックに出場し、ダブルスとシングルスで勝利した平野美宇選手は「初戦にしてはいいプレーができた。小さいころから目指していた舞台なので、この舞台に立てることに感謝の気持ちをもって臨めた。プレーしていてすごく楽しく、オリンピックは特別だと感じた」と笑顔で話していました。

平野 初めての舞台での活躍誓う

女子団体のメンバーとして初めてオリンピックの舞台に立った平野選手が試合後に見せたのは「楽しめた」という笑顔でした。

21歳の平野選手は5年前のリオデジャネイロオリンピックでは補欠として、チームに帯同しました。

平野選手は同じ年に生まれた伊藤美誠選手とともに幼いころから注目を集めましたが、前回のオリンピックでは伊藤選手が代表に選ばれた一方で平野選手は選ばれませんでした。

その伊藤選手らが団体で銅メダルを獲得する姿を観客席で見ていた平野選手は、自分が同じ舞台に立てていない悔しさを感じるとともに、伊藤選手らが「とても強い気持ちで戦っていてすごくびっくりした」と、楽しくやれればいいと考えていた卓球に取り組む意識が変わります。

練習や試合の時には常に「絶対に勝つ」という気持ちを持つようになり、プレーの質が大きく向上したほか、練習中以外でも卓球のことを考える時間が増えました。

こうした悔しさと向上心を力に、超高速と呼ばれる速いテンポの攻撃を確立し、その後も成長を続けて、今回の女子団体の代表をつかみ取りました。

迎えた今大会。団体に先駆けて先月29日に行われた伊藤選手が出場した3位決定戦と、中国選手どうしが対戦した決勝の様子を観戦する平野選手の姿がありました。

平野選手は伊藤選手と石川佳純選手とは違い、1日まで試合がありませんでしたが「雰囲気もすごく味わえたし、勉強になった」と準備を整えていたのでした。

そして1日のハンガリー戦。石川選手とのダブルスで登場した平野選手は得点を決めるたびに笑顔を見せるなど、序盤から緊張を感じさせず、落ち着いた様子でプレーし、3対0でストレート勝ちします。

勢いに乗った平野選手は勝利がかかる3番手としてシングルスにも登場し、積極的な攻めの姿勢を最後まで崩さず、こちらも3対0のストレート勝ちで、準々決勝進出を決めました。

初めてのオリンピックでの初戦を終えた平野選手は「これまでのほかの選手の試合を見てきて、きょうからの出番がすごく楽しみだった。緊張するかなと思ったが、試合をして見たら楽しめてよいプレーもできたので、あしたからも自信を持って臨みたい」と次の試合に向けて意気込んでいました。

初めての舞台での活躍を誓う平野選手のプレーに注目です。