オーディオのオンキヨー上場廃止 主力事業売却後の再建が課題

経営不振に陥っているオーディオメーカーの「オンキヨー」は1日付けで上場廃止となりました。
会社は、スピーカーなど主力事業の売却を決めており、事業の柱を手放したあと、どのように再建を進めていくかが課題になります。

大阪に本社がある「オンキヨー」は、収益力の低下で経営不振に陥り、昨年度の決算で2期連続の債務超過となっていました。

オンキヨーは、東京証券取引所のジャスダックに上場していましたが、取引所の基準に基づき、1日付けで上場廃止になりました。

経営再建に向けて会社は、スピーカーやアンプなどの主力事業を、シャープと、アメリカのオーディオ製造や販売を手がける企業VOXXの2社で作る合弁会社に33億円余りで売却することを決めています。

事業売却によって「ONKYO」ブランドの製品は今後、シャープが生産し、VOXXが販売を続けることになります。

会社では、事業売却で得た資金で財務体質を改善させたうえで、今後は他社のパソコンやテレビ向けのスピーカーの受託生産に注力するとしています。

ただ、ことし3月末の債務超過額は23億円余りに上り、売却で得た資金の多くは取引先への返済に充てられるとみられ、事業の柱を手放したあと、どのように再建を進めていくかが課題になります。