東京都 新型コロナ 新たに3058人感染確認 5日連続3000人超

東京都内では1日、新たに3058人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、日曜日としては初めて3000人を超えました。
1日時点の重症の患者は、ことし2月以来、100人を超え、この1か月でおよそ2倍に増えています。
都の担当者は「高齢者の多くがワクチンを接種していても、感染が急拡大しているため、中高年を中心とした重症者の増加につながっている」と話し、医療提供体制がひっ迫し始めている厳しい状況に危機感を示しています。

東京都は、1日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女あわせて3058人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

過去最多の4058人だった31日より1000人少なくなりましたが、1週間前の日曜日と比べると1295人増えています。

日曜日としては初めて3000人を超えました。
1日の感染確認が3000人を超えるのはこれで5日連続です。

1日までの7日間平均は初めて3000人を超えて3105.0人で、前の週の213.6%となり、これまでにないスピードで感染の急激な拡大が進んでいます。

都の担当者は「感染者数が比較的少ない日曜日に3000人を超えたことを考えると、もうしばらく高い水準で推移するのではないか」と話しています。

1日の3058人の年代別は、
▽10歳未満が101人、
▽10代が274人、
▽20代が1146人、
▽30代が634人、
▽40代が433人、
▽50代が323人、
▽60代が78人、
▽70代が36人、
▽80代が25人、
▽90代が7人、
▽100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている1116人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く658人、
▽「職場内」が178人、
▽「会食」が62人、
▽「施設内」が42人などとなっています。

東京オリンピック関連では、
▽外国人が選手1人と競技関係者1人、
▽日本人がボランティア1人の
合わせて3人の感染が確認されました。

一方、1日時点で入院している人は31日より43人減って3166人で、「現在確保している病床に占める割合」は53.1%です。

都の基準で集計した1日時点の重症の患者は、31日より6人増えて101人で、重症患者用の病床の25.8%を使用しています。

重症の患者が100人を超えるのはことし2月14日以来で、この1か月でおよそ2倍に増えています。

都の担当者は「高齢者の多くがワクチンを接種していても、感染が急拡大しているため、中高年を中心とした重症者の増加につながっている」と話し、医療提供体制がひっ迫し始めている厳しい状況に危機感を示しています。

そのうえで「ワクチン接種が若い世代も含めて広がるにはもう少し時間がかかるので、感染リスクを避ける行動の徹底を強くお願いしたい」と呼びかけています。

また、1日に都内で死亡が確認された人はいませんでした。