オリンピック 競泳男子400mメドレーリレー 日本は6位

東京オリンピック、競泳の男子400メートルメドレーリレーの決勝で、日本は3分29秒91のアジア新記録で6位でした。

今大会の競泳で最後の種目となる男子400メートルメドレーリレーの決勝に進んだ日本は、背泳ぎで泳ぐ第1泳者が入江陵介選手、平泳ぎで泳ぐ第2泳者が武良竜也選手、バタフライで泳ぐ第3泳者が水沼尚輝選手、自由形で泳ぐ第4泳者が中村克選手の4人で臨みました。

レースは第1泳者の入江選手が積極的な泳ぎを見せて5番手で第2泳者の武良選手につなぎ、ここで7番手に下がりましたが、第3泳者の水沼選手が1つ順位をあげて第4泳者の中村選手につなぎ、そのまま6位でフィニッシュしました。

タイムは3分29秒91でアジア新記録でした。

金メダルは3分26秒78の世界新記録をマークしたアメリカ、銀メダルはイギリス、銅メダルはイタリアでした。

入江「10年間 第1泳者 光栄」 水沼「ドレセルの波すごかった」

第1泳者の入江選手は「レース前、メンバーに『後半にしっかり伸びのある泳ぎをすることを心がけながら落ち着いたレースをしよう。この雰囲気を楽しもう』と声をかけました。これまで、悔しい思いをすることが多かったですが、10年間ずっと日本の第1泳者を務めさせてもらい光栄でした。なによりも、日本で決勝のレースを泳ぎ切れたことが幸せでした」と話しました。

第2泳者の武良選手は「入江選手のレース前の声かけがすごく力になりました。日本チーム一丸となって泳げたと思います」と話していました。

第3泳者の水沼選手は「個人種目で思うような結果が出なかった分、リレー種目でしっかりとベストパフォーマンスを出してチームに貢献したいと思っていました。隣のレーンに今大会、バタフライで世界新記録を出したアメリカのドレセル選手がいて、波がすごかったですが、冷静に泳ぎきりました」と話していました。

第4泳者の中村克選手は「接戦だったので、自分が抜いていかないといけないと思いました。個人種目は良い結果ではなかったので、全力を出し切りました。チームの応援に背中を押されて良い泳ぎができました」と話していました。

日本記録更新で締めくくる

東京オリンピック、競泳の最終種目となった男子400メートルメドレーリレーで、日本はメダルこそ逃したものの日本記録を更新する好タイムで締めくくりました。

第1泳者を務めたのは入江陵介選手。銀メダルを獲得した2012年のロンドン大会でも第1泳者で泳いだベテランは、今回、日本競泳陣のキャプテンとしてチームを引っ張りました。

今大会は個人種目ではメダルに絡めず悔しい思いをしましたが、1日の決勝に向けて「メドレーリレーに出場する男女8人と、スタンドにいる全員で戦い抜きたい」と気持ちを切り替えて臨みました。

レースの直前、男子のリレーメンバーに「この雰囲気を楽しもう」と声をかけて臨んだという入江選手。

決勝の泳ぎは「すごく集中できていた」と52秒台には届かなかったものの予選よりも速い53秒05で5番手でつなぎました。

その後、第2泳者の武良竜也選手、第3泳者の水沼尚輝選手も好タイムでつなぎ、6番手で第4泳者、中村克選手へ。

「飛び込む前にもキャプテンがアドバイスをくれた。背中を押されるような感覚だった」と前半から積極的な泳ぎで47秒04をマーク、最も速かったアメリカのザック・アップル選手と100分の9秒しか変わらない会心の泳ぎを見せました。

チームとしてのフィニッシュタイムは3分29秒91、メダルには届きませんでしたが、競泳の最終種目で日本記録を更新して大会を締めくくりました。

大会を終えて、入江選手は「自分自身は何もできなかったと正直思っている」とみずからのできに厳しい評価でした。

そして、今後について「ちょっとゆっくりさせてほしい」としたうえで、「来年以降どういうチームを作っていくかは、若い選手に託されていると思う。強い競泳チームを作ってほしい」とキャプテンとして後輩たちにエールを送り、4回目のオリンピックを終えました。