在留邦人が一時帰国してワクチン接種 きょうから開始

海外に住む日本人などが一時帰国して新型コロナウイルスのワクチンを接種する会場が1日から成田と羽田の両空港に設けられます。一日で数百人が接種を受ける予定です。

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、政府は、海外に住む日本人に聴き取りを行ったところ、多くの人が、居住国ではなく、一時帰国して日本で接種することを希望したため、1日から海外在住の日本人などへの無料の接種を始めることになりました。

政府が設置したインターネットの特設サイトで事前に予約した人が対象で、成田空港2か所、羽田空港1か所の合わせて3か所に設けられた会場で、いずれも午前10時から午後5時まで接種が行われます。

外務省によりますと、およそ4万人が日本国内での接種を希望していて、きょう1日で数百人が接種を受ける予定だということです。

接種は来年1月上旬まで行われ、外務省の担当者は「依然として世界各地で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、希望者は、この機会を利用して速やかにワクチンを接種してほしい」と呼びかけています。