重点措置適用を前に観光名所の兼六園も休園 石川 金沢

来月2日からまん延防止等重点措置が適用される石川県では、感染の拡大に歯止めがかからないことから、31日から県の施設の休館を始めました。

このうち、金沢市の観光名所、兼六園では休園を知らずに訪れた観光客が引き返す姿も見られました。

新型コロナウイルス対策で、政府は8月2日から石川県や北海道など5道府県にまん延防止等重点措置を適用し、石川県内では、31日新たに90人の感染が確認されたほか、30日はこれまでで2番目に多い110人が確認されるなど感染が広がっています。
県は31日から県の施設の休館を始め、このうち、金沢市の観光名所、兼六園では入り口に休園を伝えるお知らせが張り出され、知らずに訪れた観光客が引き返す姿も見られました。

感染の拡大について80代の男性は「感染が広がり、市民生活や経済活動に大きな影響が出ていると感じます。行政も対策が難しいと思いますが、なんとか感染を抑えてほしい」と話していました。

また、70代の女性は「オリンピックが開かれている中、県外からの観光客が増え、感染者の増加につながっているのではないでしょうか」としたうえで、8月2日から『まん延防止等重点措置』が適用されることについて「私たち一人ひとりが改めて心を一つにして感染を抑えていく必要があると思います」と話していました。