京都 重点措置適用で観光地では影響懸念する声

来月2日からまん延防止等重点措置が適用される京都の観光地の商店街では、今後の影響を懸念する声が聞かれました。

京都市東山区の清水寺の周辺では、夏休みで京都観光を楽しむ人たちの姿が見られました。

地元の商店街によりますと、先月以降、観光客の少ない日が続きましたが、夏休みに入った今月下旬ごろから家族連れを中心に観光客が徐々に増えていたということです。

愛知県から家族連れで訪れた50代の男性は「今の状況だと、まん延防止等重点措置はしかたがないと思います。手洗いやマスクをつけるなど感染防止対策を徹底したい」と話していました。

また、福岡県から訪れた20代の男性は「混む時間帯もあるので、きょうは人が少ない時間帯に来ました。マスクをつけるほか、人混みに行かないよう気をつけています」と話していました。

地元の商店街組合の会長で竹細工店を営む神田智弘さんは「この状況ではしかたがないとは思うが、観光地で商売をしているわれわれにとってはまん延防止等重点措置は大打撃だ。徐々に人が戻りつつある流れだった中で、この措置によって空気がどのように変わってしまうのか心配だ」と話していました。