東京のきのうの人出 前回宣言中より増加

緊急事態宣言の延長が決まった東京の30日の人出は、オリンピックの開幕前で3回目の宣言が出ていた期間の平日の平均と比べ、日中、夜間とも増加しています。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使い、主な地点の人の数を調べました。

調査した時間は日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

まず、4回目の緊急事態宣言の延長が決まった東京の30日の人出を、3回目の宣言が出ていた4月25日から先月20日までの平日の平均と比較してみると、
▽渋谷スクランブル交差点付近では日中は18%、夜間は13%、
▽東京駅付近では日中は2%、夜間は8%それぞれ増加しました。

また、オリンピックが開幕した1週間前との比較では、
▽渋谷スクランブル交差点付近では、日中が7%、夜間は6%それぞれ減少した一方、
▽東京駅付近では日中は48%、夜間は2倍(105%)にそれぞれ増加しました。

一方、来月2日から緊急事態宣言の対象地域に追加される埼玉、千葉、神奈川、大阪では、1週間前と比べて
▽大宮駅付近で日中は37%、夜間は98%、
▽千葉駅付近で日中は41%、夜間は2.2倍(122%)に、
▽横浜駅付近で日中は3%、夜間は36%、
▽大阪梅田駅付近で日中は3%、夜間は13%それぞれ増加しました。

緊急事態宣言の延長が決まった沖縄では、1週間前と比べて
▽那覇市の県庁前駅付近で日中は2.3倍(138%)、夜間は50%それぞれ増加しています。