米バイデン政権 副大統領が来月シンガポールとベトナム訪問へ

アメリカのバイデン政権はハリス副大統領が来月、シンガポールとベトナムを訪問すると発表しました。
東南アジアにはオースティン国防長官が訪れたばかりで、バイデン政権としては相次ぐ政権幹部の派遣で地域への関与をさらに強め、南シナ海などでの中国の行動を抑え込みたい考えです。

アメリカ、ホワイトハウスは30日、ハリス副大統領が来月、シンガポールとベトナムを訪れ、地域の安全保障や新型コロナウイルスへの対応などについて政府要人と意見を交わすと発表しました。

東南アジアを巡っては、30日までオースティン国防長官が、バイデン政権の主要閣僚としては初めて、シンガポール、ベトナム、フィリピンの3か国を訪問していました。

一連の訪問で、オースティン長官は海洋進出の動きを強める中国を念頭に連携の強化に向けて意見を交わし、このうちフィリピンでは、両国の軍事協定を今後も維持することで合意しました。

中国は東南アジアでいわゆる「ワクチン外交」を展開しているほか、南シナ海での軍事的活動を活発化させています。

このため、東南アジア諸国のあいだからは、アメリカと連携することで中国を抑止できるのか、慎重に見極めるべきだという見方も出ています。

バイデン政権としては、国防長官に続き政権ナンバー2の副大統領を派遣することで、東南アジア重視の姿勢を示して地域への関与を一段と強め、南シナ海などでの中国の行動を抑え込みたい考えです。