新型コロナ 11都道府県5指標7項目(29日現在)

政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として「医療のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。
このうち「医療のひっ迫具合」は「病床使用率」「入院率」「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。

内閣官房のまとめによりますと、29日時点で、緊急事態宣言が出されている東京都と沖縄県、「まん延防止等重点措置」が適用されている4府県、今月11日まで「まん延防止等重点措置」が適用されていた5道府県の合わせて11都道府県のうち、1都1府5県で最も深刻な「ステージ4」に相当する項目が複数あります。

(※東京・沖縄・埼玉・千葉・神奈川・大阪・福岡の1都1府5県)。

なお、病床関連の指標については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

1-1 医療ひっ迫/使用率

まず医療のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

病床全体の使用率は
▽東京都で47%
▽沖縄県で62%
▽埼玉県で55%
▽千葉県で48%
▽神奈川県で46%
▽大阪府で28%
▽北海道で20%※
▽愛知県で15%
▽京都府で46%
▽兵庫県で29%
▽福岡県で17%です。

※北海道は「19.8%」を四捨五入した数値です。

1-2 医療ひっ迫/入院率

入院率はステージ3が40%以下、ステージ4が25%以下が目安です。

入院率は
▽東京都で16%
▽沖縄県で22%
▽埼玉県は適用外
▽千葉県は適用外
▽神奈川県は適用外
▽大阪府で17%
▽北海道で28%
▽愛知県は適用外
▽京都府は34%
▽兵庫県は31%
▽福岡県は適用外です。

「適用外」については、文末を参照してください。

1-3 医療ひっ迫/重症者

重症者の病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

重症者用の病床使用率は
▽東京都で65%
▽沖縄県で77%
▽埼玉県で32%
▽千葉県で27%
▽神奈川県で35%
▽大阪府で18%
▽北海道で3%
▽愛知県で5%
▽京都府で13%
▽兵庫県で16%
▽福岡県で5%です。

2 療養者数

続いて、療養者数は、人口10万人当たりステージ3が20人以上、ステージ4は30人以上が目安です。

▽東京都で136人
▽沖縄県で137人
▽埼玉県で82人
▽千葉県で55人
▽神奈川県で55人
▽大阪府で57人
▽北海道で27人
▽愛知県で17人
▽京都府で26人
▽兵庫県で21人
▽福岡県で32人でした。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

ステージ3が5%以上、ステージ4が10%以上が目安です。

▽東京都で18.0%
▽沖縄県で9.9%
▽埼玉県で10.0%
▽千葉県で10.7%
▽神奈川県で16.1%
▽大阪府で5.2%
▽北海道で6.3%
▽愛知県で2.8%
▽京都府で8.5%
▽兵庫県で9.2%
▽福岡県で7.1%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者は、ステージ3が15人以上、ステージ4は25人以上が目安です。

▽東京都で112人
▽沖縄県で111人
▽埼玉県で54人
▽千葉県で48人
▽神奈川県で57人
▽大阪府で45人
▽北海道で20人
▽愛知県で13人
▽京都府で26人
▽兵庫県で21人
▽福岡県で31人となっています。

5 感染経路不明者の割合

最後に、感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽東京都で65%
▽沖縄県で53%
▽埼玉県で52%
▽千葉県で65%
▽神奈川県で64%
▽大阪府で67%
▽北海道で51%
▽愛知県で55%
▽京都府で51%
▽兵庫県で62%
▽福岡県は60%となっています。

入院率の「適用外」について

指標として新たに採用された「入院率」は、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。

新型コロナウイルスの患者が増加すると本来は入院する必要があるのに入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから、「入院率」は数値が低いほど、受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。

ただ、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は以下の場合には適用されないとしています。

▽療養者数が、人口10万人当たり10人未満の場合。
▽新規陽性者数のうち入院が必要な人が発生届の翌日までに入院できている場合です。

こうした自治体についてはステージの判断は行われません。