大麻使用の大相撲 十両・貴源治を懲戒解雇 日本相撲協会

大相撲の十両・貴源治が大麻の使用を認めた問題で日本相撲協会は貴源治を「懲戒解雇」の処分としたほか、師匠の常盤山親方を降格処分としました。貴源治は相撲協会の調査に対し「これまでに8回ほど大麻を使用した」と話しているということです。

日本相撲協会によりますと、十両の貴源治は名古屋場所中の今月17日に愛知県内で大麻たばこを吸っていたほか、18日の相撲協会の聞き取りに対して「大麻を使ったことはない」などとうそをついていたということです。

しかしその後、都内の医療機関での検査で貴源治の尿から大麻の陽性反応が出たほか、聞き取りに対しても一転して使用を認めていました。

貴源治はその後の調査に対し「これまでに8回ほど大麻を使用した」と話しているということです。

相撲協会は30日臨時の理事会を開き、貴源治を「懲戒解雇」の処分とすることを決めました。

貴源治はおととし9月にも弟弟子に対する理不尽な指導や言動のために「けん責」の懲戒処分を受けていて、相撲協会は「厳しくみずからを律することが求められていたにもかかわらず、処分から2年もたたないうちに今度は違法薬物の使用に及んだ。さらに事情聴取に対しうそを言って使用を否認した態度も許しがたい」と厳しく指摘しています。

また、師匠の常盤山親方に対しては「師匠としての指導監督が不十分だった」などとして「委員」から「年寄」への降格処分としました。

貴源治は兄の貴ノ富士とともに双子の関取として将来を期待されましたが、付け人への暴力問題をめぐって引退した兄と同様に不祥事によって角界を去ることとなりました。

日本相撲協会ではすべての協会員に対して薬物使用の禁止を改めて通知したほか、薬物に関する研修や検査を検討するとしています。