オリンピック 競泳 瀬戸大也 夢の舞台へ「感謝」

東京オリンピック、競泳男子200メートル個人メドレー決勝で4位だった瀬戸大也選手。メダルなしで大会を終えましたが、レース後、口にしたのは、夢の舞台への「感謝」でした。

“感謝しかありません”

東京大会の1年延期は、瀬戸選手にとって2012年のロンドン大会で代表入りを逃したとき以来というほどショックでした。
綿密な計画を立て、4年に1度のピークをその夏に合わせるサイクルが崩れたことで、オリンピックの金メダルを目指す意味自体に疑問さえ芽生えたといいます。

去年は自身の不祥事もあり、およそ8か月間、思うような練習ができない時期も経験しましたが、サポートスタッフの支えで気持ちが上向き、オリンピックの金メダルという子供のころからの夢に向かって、再び向き合えるようになりました。

今大会は最初のレースでつまずき、不調が続いていましたが、最後の種目となった200メートル個人メドレーの決勝で、メダルへ最後に望みをかけました。

そのレースで最後の50メートルを3番手で折り返します。
メダルが見える位置で迎えた最後の自由形で「とにかく出しきりたい一心で泳いだ」とスパートをかけましたが、100分の5秒、メダルに届きませんでした。
ともに決勝を泳いだ萩野公介選手とプールで固い握手を交わしたあと、取材エリアに現れた瀬戸選手。今大会で初めて見せる笑顔は、今、持っている力を出しきれたことへの充実感に満ちていました。

「苦しい思いをした大会だったが、自分たちの夢の舞台を開催していただけて、本当に感謝しています。選手として感謝しかありません」オリンピックと周囲への感謝のことばで大会を締めくくりました。