岐阜 飛騨の新鮮アユを東京へ 高速バスに貨客混載で

岐阜県飛騨市のアユの販路拡大につなげようと、東京行きの高速バスに積み込んで運送する貨客混載の取り組みが、30日から始まりました。

30日は、高山市にあるバス会社の駐車場で午前7時から作業が行われ、飛騨市の川でとれた新鮮なアユ50匹が氷で締められたあと、高速バスのトランクへ積み込まれました。

このあと、バスは高山市内のターミナルで客を乗せ、午前8時に東京 新宿に向けて出発しました。

アユは30日夕方には都内のスーパーで販売されるということです。

このバス会社では、4年前から地元の野菜を高速バスに乗せて東京へ運ぶ取り組みを行っていますが、アユの輸送は今回が初めてで、8月まで週2回のペースで行う予定です。

高速バスを運行する「濃飛バス」の今井祐之企画統括部長は「コロナ禍で乗客が減る中、収入の確保につながることを期待します」と話していました。

また、アユの運送を企画した飛騨市の企業の舩坂康祐社長は「東京の消費者に、おいしく見た目も美しいアユを堪能してほしいです」と話していました。