辺野古沖サンゴ移植 許可を撤回“条件に従っていない”沖縄県

アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古沖への移設工事をめぐり、沖縄防衛局が29日から始めたサンゴの移植作業について、沖縄県は移植を許可した際の条件に従っていないとして、許可を撤回しました。

アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古沖への移設工事をめぐり、沖縄防衛局は29日から埋め立てを予定している海域でサンゴの移植作業を始めました。

沖縄県はサンゴの生存率を高めるため水温の高い時期を避けるなど移植にあたって複数の条件をつけていましたが、職員を現地に派遣して調べた結果、条件に従っていないことが確認されたとして、30日午後、沖縄防衛局に対し行政指導を行いました。

この中で直ちに移植作業を中止するよう求めましたが「条件を順守しており、中止することはない」という回答があったということで、沖縄県はサンゴの移植の許可を撤回しました。

移植の許可は28日に出されたばかりで、わずか2日後の撤回となりました。

沖縄県の玉城知事は記者団に対し「沖縄防衛局の行為はただでさえ高くないサンゴの生存率をますます低下させる行為だ。条件を順守しない沖縄防衛局に対し許可処分を撤回することは適切な処分だ」と述べました。

岸防衛大臣「報告を受けてから適切に対処」

岸防衛大臣は、防衛省で記者団に対し「本日、沖縄県から沖縄防衛局に許可取り消し通知書の送付があったという一報を受けているが、詳細な報告は受けていない。報告を受けてから適切に対処したい」と述べました。