5歳の園児が送迎バス内で死亡 運転した園長「降りたと思った」

29日夕方、福岡県中間市の保育園で、5歳の園児が登園の際に使われた送迎バスの中で倒れているのが見つかり死亡しました。バスを運転していた園長は「園児は降りたと思っていたが確認はしていない」などと話しているということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。

29日夕方、福岡県中間市にある「双葉保育園」で、倉掛冬生くん(5)が登園の際に使われた送迎バスの中で倒れているのが見つかり、死亡しました。

警察によりますと、バスは保育園の園長が運転し、ほかに同乗していた職員などはおらず、園長は警察に対し「園児は保育園で降りたと思っていたが確認はしていない。バスには鍵をかけた」などと話しているということです。

これまでの調べで、冬生くんは朝はバスの後ろほうの座席に座っていましたが、夕方に見つかった際にはドアの近くにある前から2列目の座席にいて、脱水症状などで死亡したとみられるということです。

保育園にバスが到着してから車内で見つかるまで、およそ9時間車内に取り残されていたとみられ、警察は園長から話を聞くなどして当時の状況を詳しく調べています。

心を痛める保護者たち

保育園には30日も朝から子どもをあずけに来る保護者の姿が見られました。

保護者の男性は「かわいそうです。ふだん、自分の子どもも送迎バスに乗っているので、心が痛いです」と話していました。

また、別の保護者の女性は「利用者側として信じられません。安心して任せていたので、保育園側がどんな対応をしているのかは分かりませんでした。子どもがいないことに先生たちではなく、親が気付いたというのは本当に残念です」と話していました。