タリバン支配地域で洪水 60人超死亡 被害拡大懸念

アフガニスタン北東部では大雨による洪水で60人以上が死亡し、この地域一帯が反政府武装勢力タリバンの支配下にあることから被災者に十分な支援が行き届くかは不透明な状況で、被害の拡大が懸念されています。

アフガニスタン北東部のヌーリスタン州では29日、大雨による洪水で多くの家が流され、州知事はNHKの取材に対して60人以上が死亡したことを明らかにしました。

この地域一帯を支配する反政府武装勢力タリバンは28日、声明を出し、現地に派遣された戦闘員が被災者の救助や支援にあたっているとしたうえで「民間や団体からの寄付を募り、直ちに届ける」と人道支援の受け入れを表明しています。

しかし、アフガニスタン政府の統治が及んでいないことから、被災者に十分な支援が行き届くかは不透明な状況で、被害のさらなる拡大が懸念されています。

アフガニスタンでは、アメリカ軍が来月末までの撤退完了を目指す中、タリバンが攻勢を強め、支配地域で関税の徴収を始めるなど、政府による統治を一層脅かしています。