東京 八王子 3人射殺事件から26年 捜査員「ささいな情報でも」

東京 八王子市で、高校生など3人が拳銃で殺害された事件から30日で26年。
この事件を10年以上担当する警視庁の捜査員が取材に応じ「どんなささいな情報でも寄せてほしい」と訴えました。

1995年(平成7)7月30日、東京 八王子市にあったスーパーマーケット「ナンペイ」の事務所で、アルバイトの高校生前田寛美さん(16)と矢吹恵さん(17)、それに従業員の稲垣則子さん(47)が拳銃で撃たれて殺害されました。

有力な手がかりがないまま30日で26年になります。

事件を10年以上担当してきた警視庁捜査1課特命捜査対策室の岩城茂室長(59)が、NHKのインタビューに応じました。

岩城室長は「発生から長い年月がたち被害者の遺族には申し訳ない。1日も早くいい報告ができるようにしたい」と心境を語りました。

そして、捜査が長期化している要因として、目撃者や遺留品が少ないことや、
金庫の現金に手をつけずに逃走し犯人の目的がはっきりしないことをあげ、「当時よりも捜査技術や鑑定技術が向上しているため、これまでの証拠品を改めて精査している」と話しています。

事件に関する情報はこれまでにおよそ1500件寄せられていますが、その数は年々減っているということです。

捜査本部には犠牲になった3人の遺影が置かれていて、岩城室長は「事件について、時間がたった今だから言えるということもあるかもしれない。逃げ得を許さないためにも、ささいな情報でも寄せてほしい」と訴えていました。

事件解決に至る有力情報なく…

事件が起きたのは、26年前の1995年7月30日の午後9時すぎです。

当時、事務所の金庫には店の売上金などおよそ500万円が保管されていましたが、金庫の鍵穴近くには発砲した跡があったものの現金は奪われていませんでした。

警視庁はこれまでにのべ21万3500人以上の捜査員で捜査を続けてきましたが、事件解決に至る有力な情報は得られていません。

現場に残されていた足跡から、犯人は、主にデパートで販売されていた靴底に六角形の滑り止めがある26センチのスニーカーを履いていたとみられています。

スーパーはすでに取り壊されているため、警視庁は当時の写真や証言をもとに現場の状況を再現した3D動画をホームページに掲載しています。

事件に関する情報は八王子警察署の捜査本部で受け付けています。

電話番号は042-621-0110です。