国際

イスラエル 3回目のワクチン接種実施へ 感染再拡大で

中東のイスラエルではインドで確認された変異ウイルスの影響で新型コロナウイルスの感染者が再び増加し、高齢者が重症化するケースも目立っています。このためイスラエル政府は2回のワクチン接種を終えている60歳以上の人に対し、来月から3回目の接種を行うことを決めました。
イスラエルでは16歳以上の8割以上が2回の接種を終えていますが、先月下旬以降インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」による感染が広がって1日の新規感染者が2000人を超え、ワクチン接種を終えた高齢者が重症化するケースも目立っています。

こうした事態を受けイスラエル政府は29日、専門家の意見を踏まえファイザーのワクチンを2回接種をした60歳以上の人に対し、来月1日から3回目の接種を行うことを決めました。

記者会見したベネット首相は「2回目の接種をしてから5か月以上たった人が対象になる」と明らかにしました。

イスラエルでは先月中旬までは新規感染者が1桁となる日もあり規制の緩和が進んでいましたが、感染の拡大を受けて政府は屋内でのマスクの着用を再び義務づけたほか、水際対策も強化するなど危機感を強めています。

ワクチン接種をめぐってはイギリス政府も70歳以上の高齢者や医療従事者など感染のリスクが高い人を対象に、ことし9月から3回目の接種を始める計画を明らかにしています。

加藤官房長官「3回目の接種の必要性 よく検討する必要ある」

加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「3回目の接種の必要性についてはワクチンの効果がどの程度の期間、持続するのかなどの情報を踏まえ、引き続きよく検討する必要がある。企業から3回目の接種に関する承認申請があった場合には、追加接種の必要性についてPMDA=医薬品医療機器総合機構において適切に審査し、公的な予防接種として実施するかなどについては厚生科学審議会での議論などを含め検討していく流れになっていくと考えている。いずれにしても今後の科学的な知見の集積や諸外国の状況を注視し、しっかりと検討していきたい」と述べました。

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