北海道 札幌市内の36の飲食店 時短命令違反で過料手続き

今月11日まで適用されていた、まん延防止等重点措置の期間中に、法律に基づいた営業時間の短縮の命令に違反したとして、道は29日、札幌市内の36の飲食店に過料を科すよう、裁判所に求めました。道が過料を求める手続きを行うのはこれが初めてです。

道は、まん延防止等重点措置が適用されていた先月21日から今月11日までの間、札幌市内の飲食店などに営業時間を午後8時までに短縮するよう要請し、このうち、ことし5月に緊急事態宣言が出された当初から要請に応じてこなかった39の飲食店に対し今月6日、特別措置法に基づいて要請に応じるよう命令しました。

しかし道によりますと、命令に応じたのは2店舗だけで、違反の事実が確認できなかった1店舗を除く36店舗は、命令のあとも時短要請に応じなかったということです。

このため道は、これら36店舗に対し、法律に基づいた命令に違反したとして29日、20万円以下の過料を科すよう裁判所に求める通知を出しました。

道が過料を求める手続きを行うのは、これが初めてです。