三重とこわか国体 開催可否の指標を公表 中止も視野に判断

ことし9月に三重県で開幕する国体の開催について、大会の実行委員会は、9月上旬時点で新型コロナウイルスの病床使用率が30%以上となるなど一定の水準に達していることが見込まれる場合、中止も視野に総合的に判断する方針を決めました。

この方針は29日、津市で開かれた「三重とこわか国体」の実行委員会が決定しました。

それによりますと、9月25日に開幕する「三重とこわか国体」の開催について、開幕3週間前の9月4日の時点で、新型コロナウイルスの感染が拡大し、県内の医療機関で感染者を受け入れられなくなることが見込まれる場合には、中止も視野に総合的に判断するということです。

具体的な目安は三重県内の
▽病床の使用率が30%以上、
▽重症者用の病床の使用率が20%以上、
▽直近1週間における10万人当たりの新規感染者数が8人以上の合わせて3つで、いずれの目安も満たした場合に検討を始める方針です。

三重県などの主催団体は、これらの方針に基づきつつ、緊急事態宣言が出されている状況なども踏まえ、来月14日以降、随時、国体の開催可否を判断するとしています。