オリンピック 競泳男子200m個人メドレー 瀬戸と萩野 決勝へ

東京オリンピック競泳男子200メートル個人メドレーの準決勝で、瀬戸大也選手が全体3位、萩野公介選手が全体6位でともに決勝に進みました。

予選1組に出場した瀬戸選手は、1分56秒86をマークして全体3位で今大会初めてとなる決勝進出を果たしました。

また、前回のリオデジャネイロ大会でこの種目、日本選手初となる銀メダルを獲得した萩野選手は予選2組に出場し、1分57秒47をマークして全体6位で決勝進出を決めました。

競泳男子200メートル個人メドレーの決勝は、30日午前11時すぎに行われる予定です。

瀬戸大也「自分がやってきたことを信じ」

瀬戸選手はレース直後「きのう予選では前半で空回りしていたので、きょうは前半は楽にいき、後半しっかりペースを上げることを意識した。きょうのレースが最後かもしれないという思いもある中で、前半ゆっくりいくのは怖かった」と振り返りました。

そして、30日の決勝に向けては「もう少し前半から攻め気味に入り、後半はできるところまで上げていきたい。自分がやってきたことを信じ、この種目で100%の泳ぎができるよう意識する。もう1回もらったチャンスをしっかりとものにしたい」と意気込んでいました。

瀬戸 「ルーティン」を変え準決勝のレース

瀬戸選手は、今大会出場した3種目のうち、最後の男子200メートル個人メドレーでようやく決勝進出をつかみとりました。

「リミッターを外し切れていない」ともらし、大舞台で力を発揮する勝負強さが影を潜めていましたが、鈍った勝負勘を取り戻すため、準決勝ではふだんの「ルーティン」を変えて臨みました。

それは「ヘッドフォンを外すこと」。

以前は入場する際、音楽を聴いて周囲をシャットアウトして集中力を高めていましたが、29日の準決勝では緊張感のある招集所であえて周囲の音に耳をすませ、ライバルたちの息づかいや会場の雰囲気に身を委ねることにしました。

いつもとは違うルーティンで決勝に進んだ瀬戸選手は、レース後の取材に「これまでレースを楽しめていなかったが、ようやくふっきれた。やっと自分の納得がいくレースができた」と、今大会で初めてほっとした表情を見せました。

萩野公介 “決勝は神様の贈り物 本当に幸せ”

萩野選手は「たくさんの人の応援があってここまで来ることができたので、決勝進出ができるか分からない状況でしたが、きょうは一本、自分の泳ぎをして恩返しをしたいとレースに臨みました。決勝に行けるなんて、こんなすごい贈り物を神様がくれて、本当に幸せです」と涙を流しながら話していました。

決勝については「あしたはあしたの風が吹くと思います。瀬戸選手と泳げることもうれしいです。何よりも指導を受けてきた平井先生の前でもう一本泳ぎたいという気持ちが強かったので、あすも頑張ります」と話していました。