オリンピック サッカー男子 “戦力の厚み増した”フランス戦

東京オリンピック、サッカー男子の日本代表は、強豪 フランスを相手に4対0と快勝。予選リーグ3連勝として、グループ1位で準々決勝進出を果たしました。
そしてこの試合は、けがで出遅れた選手の復帰や控え組の台頭により、チームとして大きな手応えを得た一戦になりました。

攻守のキーマン

特に大きかったのは、いずれもけがで出遅れていた攻守のキーマン2人が、今大会初めて先発出場し結果を残したことです。
ディフェンダーの冨安健洋選手は、年齢制限のない代表でもレギュラーを務める守備の要ですが、大会が始まる前日に左足首を痛めて、この2試合はベンチに入ることもできませんでした。

「まだ100%ではない」としながらも、センターバックとしてフル出場。フランスの攻撃を無失点に抑えて「大会前日のケガだったので正直ショックは大きかったが、ピッチに立てて勝利に貢献できてよかった」と笑顔を見せました。
また、フォワードの上田綺世選手は、東京オリンピック世代のチームでは最多得点をマークしているストライカーですが、6月下旬に足の付け根を痛めて一時離脱していました。

こちらも積極的にシュートを打って先制点につなげるなど、2得点に絡む活躍を見せました。上田選手は「積極的にゴールに向かう動きは僕の武器だし、強引にシュートにいった結果がゴールにつながってよかった。こういう形で予選リーグ突破を決められたのはすごく自信になった」と振り返りました。

“誰が入ってもチーム力は変わらない”

これまでの2試合は出場時間の少なかった選手も結果を残しました。後半から途中出場した三好康児選手が3点目を決めたほか、前田大然選手も終了間際に4点目を挙げました。
三好選手
「チャンスを絶対ものにしてやろうと思っていた。後半から出た選手が点を取って試合を締めくくることができた」

こうした選手たちの活躍に、森保一監督は確かな手応えを口にしました。
「誰が入ってもチーム力は変わらない、しっかり結果が出せるということをパフォーマンスで示してくれた。チームの戦力に厚みが出て、これからの戦いに生きてくると思う」

31日に行われる準々決勝のニュージーランド戦では、右サイドバックで抜群の安定感を誇る酒井宏樹選手がイエローカードの累積で出場停止。さらに、初戦から出場を続ける選手は中2日の4試合目となり、疲労の蓄積も考えられます。

それでも予選リーグを戦い抜いて鍛え上げてきたチームの総合力が生きてくると、キャプテンの吉田麻也選手は試合後にこう語りました。
「全員が準備をして、代わりに入る選手も結果を出して、勢いをさらに加速させることが大事だと思う。よい自信がついて戦えていると思うので、それが過信にならないよう気をつけながら前に進んでいきたい」