牛乳飲んだ小中学生など約1900人の食中毒 原因は大腸菌か 富山

6月に富山市内で学校給食などの牛乳を飲んだ小中学生など、合わせておよそ1900人が下痢や腹痛などの症状を訴えた集団食中毒で、富山市保健所は、原因は大腸菌と推定されると明らかにしました。

富山市では6月17日以降、小中学生や保育施設の園児など、合わせておよそ1900人が下痢や腹痛などの症状を訴え、保健所は、学校給食などで出された牛乳を原因とする集団食中毒と断定して詳しく調べていました。

保健所は28日に専門家会議を開いて、国立医薬品食品衛生研究所などが行った原因の調査状況を報告しました。

会議は非公開で行われましたが、出席した県医師会の馬瀬大助会長が終了後、取材に応じ、患者の便と牛乳から検出された大腸菌の型が一致したことから、食中毒の原因は大腸菌と推定されると保健所から報告があったことを明らかにしました。

原因とされた大腸菌に病原性があるかどうかは、国立医薬品食品衛生研究所などが引き続き調査するということです。

また、保健所によりますと、食中毒が発生する2日前に、牛乳を製造した富山市の「内田乳業」の周辺の地域で落雷があり、殺菌機の温度センサーが故障したため、牛乳を十分殺菌できていなかったことが主な原因とみられるということです。

「内田乳業」は、温度センサーを修理し、その後、牛乳から大腸菌群が検出されなかったことなどから、保健所は「内田乳業」に出していた営業禁止の処分を8月上旬にも解除するとしています。