新型コロナ デルタ株の感染 1都3県で急拡大か

インドで確認された変異した新型コロナウイルス「デルタ株」の感染が1都3県で急拡大しているとみられます。同じ変異を持つウイルスへの感染が自治体のPCR検査で確認された人は、26日の時点で5800人を超え、1週間で1.65倍に急増しました。

厚生労働省によりますと、自治体が新型コロナウイルスの感染者の一部にPCR検査を行った結果、東京と神奈川、埼玉、千葉の1都3県では、26日の時点で合わせて5826人が、インドで確認された変異ウイルスのデルタ株と同じ「L452R」の変異を持つウイルスに感染していたことが分かりました。

ほとんどがデルタ株とみられ、1週間前の今月19日の時点より2294人増え、1.65倍に急増しました。

内訳は、
▽東京都が1514人増えて3865人、
▽埼玉県が356人増えて747人、
▽千葉県が194人増えて618人、
▽神奈川県が230人増えて596人でした。

また、7月18日までの1週間に行われた自治体のPCR検査で、「L452R」の変異が確認された割合は、
▽千葉県が46%で前の週を16ポイント、
▽東京都が43%で前の週を15ポイント、
▽埼玉県が38%で前の週を21ポイント、
▽神奈川県が30%で前の週を15ポイントそれぞれ上回り、デルタ株への置き換わりが急速に進んでいるとみられます。