サニーレタスの水で転倒 店に2100万円余の賠償命じる 東京地裁

スーパーマーケットで買い物中に転んでけがをし、障害が残ったとして、都内に住む男性が店側を訴えた裁判で、東京地方裁判所は「サニーレタスから垂れた水で床がぬれていたのに掃除をしていなかった」として、男性の収入への影響なども考慮し、店側に2100万円余りの賠償を命じました。

都内に住む60代の男性は、5年前に神奈川県内のスーパーマーケットで買い物をしていた際、野菜売り場の床がぬれていたため転んでけがをし、障害が残ったとして、店側に損害賠償を求める訴えを起こしました。

これに対し店側は、「床がぬれていたとは考えにくく、滑りやすいサンダルをはいて急いで買い物をしていたのが原因だ」と主張し、争っていました。

28日の判決で東京地方裁判所の品田幸男裁判長は、「サニーレタスを台から取り出す時に水が垂れることが繰り返されて床がぬれたと考えられる。サニーレタスの水で床がぬれる可能性があるとわかっていたのに、店側は一定の間隔で掃除をするなど転倒を防ぐための対応をしていなかった」と指摘しました。

そのうえで、慰謝料や障害による男性の収入への影響などを考慮し、店側に2100万円余りの賠償を命じました。

店側は取材に対し「コメントは差し控えたい」としています。