オリンピック 公式グッズ店 日本代表選手の活躍でにぎわう

東京オリンピックの公式グッズを販売する東京 台東区の店舗では、日本代表の選手の活躍でメダル獲得が続く中、開幕前と比べて大幅に来店する客が増えています。
一方、新型コロナウイルスの感染者が増加していることから、店ではオンラインショップの利用も呼びかけています。

東京 台東区にある東京大会の公式グッズのオフィシャルショップ「上野御徒町店」は、7月14日にオープンしました。

オープンから開幕前までは客足が伸び悩んでいましたが、開幕後は連日の日本代表選手の活躍でメダル獲得が続くのに伴って、来店する客が大幅に増え、一日の売り上げが多い日には、オープン初日と比べて8倍ほどに伸びているということです。

28日も東京大会の記念メダルを買い求める人が相次ぎ、専用の機械でメダルに名前や日付を刻印する姿がみられました。

一方で、公式グッズのオンラインショップでは、店舗よりも品数が多いということで、店では感染防止のため、オンラインでの利用も呼びかけています。

商品を購入した70代の男性は「感染が急拡大する中で、オリンピックを喜んでいいのかという気持ちもあるが、孫たちときょう買ったタオルを持って、自宅で一緒に観戦したい」と話していました。

オフィシャルショップの運営を担っている奥尚美さんは「感染が不安な場合は、オンラインショップでも購入ができるので、一人でも多くの人に商品を手にとってもらいたいです」と話していました。

オリンピック関連の書籍も売れ行き好調

東京オリンピックの競技開始から1週間がたち、都内の書店では関連書籍が相次いで品切れになるなど、売れ行きを伸ばしています。

東京 江東区の書店では、店頭の一角で東京オリンピックの公式ガイドブックや大会の特集が組まれた雑誌などを集めて販売していて、競技が始まった1週間ほど前から売れ行きが伸び始め、週末には多くの書籍が品切れとなったということです。

書店では、書籍を追加で発注するとともに、活躍した選手の書籍や、客から要望があった子ども向けのオリンピックの関連書籍を新たに集めるなどして、販売規模を広げる準備を進めています。

書店を訪れた20代の男性は「競技のスケジュールを確認したくて本を見に来ましたが、ほとんど売り切れでびっくりしました。競技が近くで行われているのに見ることができないのは残念ですが、テレビだけでなく、スマホや本を通じて自宅で楽しみたいと思います」と話していました。

有隣堂ららぽーと豊洲店の加納洋子店長は「現在品切れの書籍もできるだけ早く店頭にそろえ、外出しづらい状況でも本を読むなどして、自宅で大会を楽しんでもらえればと思います」と話していました。