沖縄県 新型コロナ 347人感染確認 2日連続300人超え

沖縄県は28日、新たに347人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

27日に公表された354人に次いでこれまでで2番目に多く、2日連続で300人を超えました。

沖縄県内で確認された感染者は合わせて2万3548人となりました。

玉城知事「驚異的なスピードで急拡大 大きな衝撃」

沖縄県の玉城知事は、28日の記者会見で県内での急速な感染拡大の状況について、「われわれや専門家の想定を大きく上回る驚異的なスピードで急拡大しており、大きな衝撃を受けている」と強い危機感を示しました。

そのうえで「今月31日まで県立の施設の休館などを実施しているが、夏休みを迎え、子どもたちの学習機会や居場所づくりにも配慮が必要だ。感染拡大を抑え込むため、今後、どのような対策を講じるのか検討を進めている」と述べ、29日対策本部会議を開いて、来月1日以降の対応を協議する方針を明らかにしました。

県疫学調査チーム医師「1日400~500人にも」

沖縄県の疫学調査チームのメンバーで、県立中部病院の高山義浩医師は、県内の急速な感染拡大について「第5波と呼べる状況に入ってきており、東京を超える勢いだ。デルタ株への置き換わりも重なり、来月上旬には、かつてない規模の流行になると考えられる。1日に公表される感染確認が400人から500人まで増えていくことは十分に想定される」と指摘しました。

また、家庭内で10代を中心に、感染が拡大しており、夏休み期間中は、この傾向が続くという見通しを示しました。