オリンピック 卓球女子シングルス 石川佳純 準々決勝で敗退

卓球の女子シングルスの準々決勝で、石川佳純選手がシンガポールのユー・モンユー選手と対戦し、ゲームカウント1対4で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。

あえて取った「タイムアウト」 その直後に明暗

女子シングルスの準々決勝で敗退した石川佳純選手。
勝負を分けたのは、ゲームポイントを握ったところであえて取った「タイムアウト」明けのプレーでした。

ゲームカウント1対1の第3ゲーム。

石川選手は強化してきたサーブや得意のフォアハンドで攻めて10対8と先にゲームポイントを握りましたが、相手に追いつかれてデュースにもちこまれました。その後、サーブでポイントして12対11とこのゲーム4回目のゲームポイントを握ったところで石川選手がタイムアウトを取りました。それまでのゲームポイントで相手のサーブをうまく返すことができていなかったため、ここが勝負どころと考え、コーチと対応を話し合いました。

まさかのロングサーブ

しかし、タイムアウト明けの相手のサーブは石川選手が「出してこないだろうと思っていた」というロングサーブ。
不意を突かれて「プレッシャーがかかった」と自分から積極的に攻めることができず、「相手のミスを待つ形になった」と得意のラリーでポイントを失い、12対12の同点に追いつかれました。

次のプレーも「相手のフォアハンドを怖がり過ぎた」と思い切ったプレーができずに2ポイントを連続で奪われて、このゲームを落としました。再三握ったゲームポイントをものにできずに相手に流れを渡し、このあとの2ゲームも連取されて敗れた石川選手。
あえて取ったタイムアウト明けのプレーが明暗を分ける形となりました。

石川選手は試合後、「シングルスは満足のいく結果では全然ないが、ここが踏ん張りどころ。団体戦はキャプテンとしてしっかりと気持ちを切り替えて、練習してきたことをコートにぶつけたい」と涙ながらに声を振り絞りました。

団体で3大会連続メダル獲得を目指す

石川選手は3大会連続のオリンピック出場で、今大会は日本選手団の副主将も務めています。

シングルスでは、ロンドン大会では3位決定戦で敗れてメダルにあと一歩及ばず、前回のリオデジャネイロ大会は初対戦だった北朝鮮の選手に初戦で敗れ、個人種目では自身初となるメダル獲得を目指していました。

ここ数年、若手の活躍に押されて思うような結果を残せない時期もあり「ベテランと言われるようになってきて『若い選手にもう勝てないんじゃないか』とか『卓球が古い』みたいに言われることもあった。自分自身、だめなのかなと自信をなくした時期も正直あった」と、苦しい胸の内を話していました。
それでもあきらめることなく、年下の選手たちからも刺激を受けて、自分を見つめ直し、サーブやレシーブを強化して、リスクを負ってでも自分から積極的に攻める攻撃的なプレースタイルへ変化を遂げました。

今大会は初戦となった3回戦と4回戦が、いずれも苦手としてきた自身と同じ左利きの選手との対戦でした。
「組み合わせを見たときは正直いやだなと思ったが、練習はたくさんしてきた」と、得意のフォアハンドで積極的に攻めて連勝し、準々決勝に勝ち上がりました。

しかし、準々決勝ではランキングで格下の相手に敗れ、ベスト8で敗退しました。

石川選手はキャプテンを務める女子団体で3大会連続のメダル獲得を目指します。

「ここで負けて悔しい 気持ちを切り替える」

石川佳純選手は「相手のラリーに対応しようと思ったが、うまくいかず、満足のいく結果ではない。ここで負けて悔しい」と試合を振り返りました。

タイムアウトを取った3ゲーム目について「3ゲーム目にリードしていたのに落としたのが残念です。打つコースが悪かったり、チャンスボールをミスしたり、もったいないボールが3ゲーム目に多かった」と振り返りました。

団体戦に向けて「気持ちを切り替えて、後悔のないようにプレーしたい」と意気込みを語りました。