江田五月 元参院議長が死去 80歳

法務大臣や環境大臣などを務めた江田五月 元参議院議長が28日朝、岡山市内の病院で肺炎のため亡くなりました。80歳でした。

江田五月氏は、東京地方裁判所の判事補などを経て、昭和52年の参議院選挙で初当選し、昭和58年からは衆議院議員となりました。

当時の社会民主連合の代表を務めるなどしたあと、平成5年に発足した非自民連立政権の細川内閣では、科学技術庁長官として初入閣しました。

その後、平成8年の岡山県知事選挙に立候補するため衆議院議員を辞職しましたが、平成10年の参議院選挙で当時の民主党から岡山選挙区で当選し、国政に復帰しました。

そして、党の副代表などの要職を歴任したあと、平成19年から平成22年まで参議院議長を務めました。

その後は、菅直人総理大臣の政権運営を支え、菅第2次改造内閣では参議院議長経験者としてはじめて入閣し、法務大臣と環境大臣を務めました。

江田氏は、政界を引退したあとも、後輩議員たちへの助言を続けるなど、リベラル勢力の拡大に尽力してきました。

関係者によりますと、江田氏は、体調を崩して治療を受けていたということで、28日朝、岡山市内の病院で、肺炎のため亡くなりました。

80歳でした。

山東 参院議長「多くのことを学んだ」

山東参議院議長は「副議長として江田議長と一緒に活動した縁もあり、思い出は語り尽くせない。江田氏が議長を務めたうちの2年間は参議院で野党が多数を占め非常に緊張感のある与野党の攻防が続く中、全身全霊で議長職を全うされた姿から多くのことを学んだ。江田氏の遺志を大切にし、引き続き参議院が使命を全うできるよう努めを果たしていきたい。心よりご冥福をお祈りします」というコメントを発表しました。

加藤官房長官「同じ岡山県 謹んでご冥福をお祈りしたい」

加藤官房長官は午前の記者会見で「江田五月 元参議院議長がお亡くなりになったとの報道は承知している。同じ岡山県ということでもあり、謹んで、ご冥福をお祈りしたい」と述べました。

立民 枝野代表「偉大な政治家を失い大変残念」

立憲民主党の枝野代表は「戦後を支え平和や人権を守り抜いてきた偉大な政治家を失ったことを大変残念に受け止めており、心より哀悼の誠をささげる。私自身もその後ろ姿に政治家の在り方を学び、陰に陽に様々な教えをいただいた。江田氏が追求してきた平和と人権尊重はますます重要性が増しており、遺志をしっかり受け継ぎ互いに支え合う社会を実現していく」とするコメントを発表しました。

共産 穀田国対委員長「心から哀悼の意 尊敬する人」

共産党の穀田国会対策委員長は記者会見で「心から哀悼の意を表したい。政権交代や野党共闘など、日本の政治の在りようについて見識ある発言をたびたびいただいた尊敬する人であり、惜しい方を亡くした。その遺志を継ぎ、政権交代という私たちに託された思いを実現するために全力を挙げたい」と述べました。