国会 緊急事態宣言の実効性や五輪開催での感染対策などで論戦

東京都内の新型コロナウイルスの感染者が過去最多となるなか、国会では28日、閉会中審査が行われ、緊急事態宣言の実効性を高めるための方策や、オリンピックの開催に伴う感染対策などについて論戦が交わされる見通しです。

国会では28日、衆議院内閣委員会で閉会中審査が開催され、河野規制改革担当大臣や西村経済再生担当大臣らが出席し、新型コロナウイルス対策などについて与野党の質疑が行われます。

この中で、与党側は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の実効性を高めるための方策について政府の見解をただすことにしているほか、世界的な感染拡大が続くなかで、オリンピックを開催する意義や大会に伴う感染対策を改めて説明するよう求めることにしています。

一方、野党側は飲食店への協力金の支給の遅れが、時短などの自粛要請の効果の低下を招いているとして改善を求めるほか、オリンピック関係者の外出ルールが十分に守られていないなど、感染対策は問題が多いと追及する方針で、論戦が交わされる見通しです。