社会

中等症も高度治療必要な患者増加 医療のひっ迫に危機感

東京都では、新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が27日、過去最多となりましたが、都内の病院で治療に当たる医師は中等症とされている患者でも高度な治療が必要な人が増えているとして、医療のひっ迫に危機感を募らせています。
厚生労働省の専門家会合のメンバーで、東京都立駒込病院で治療に当たる今村顕史感染症科部長によりますと、現在、中等症の患者の中で「ネーザルハイフロー」と呼ばれる鼻から高濃度の酸素を大量に投与する治療が必要な人が増えているということです。

この治療は人工呼吸器ではないため、東京都の基準では重症には含まれませんが、症状が重い患者が対象で、周囲への感染対策を徹底したなかで治療を行う必要があることなどから、医療スタッフの負担は大きいということです。

都内では27日時点で重症患者の数は82人でしたが、今村部長によりますと、この治療を受けている患者は先週の段階で合わせて91人に上ったということです。

今村部長は「重症患者とされていなくても、非常に重い肺炎の人が多くいる。今後、さらに毎日2000人、3000人の新規感染者数が続くと入院患者が積み上がり医療提供体制が圧迫される。デルタ株が広がっていることで感染がすぐには収まらない可能性もあり、ここを乗り越えることができるかどうか、重要な局面になっている」と話しています。

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