トヨタ 愛知県の2つの工場で最大4日間稼働停止へ 感染拡大で

トヨタ自動車は、ベトナムでの新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、部品の調達が滞っているため、8月上旬、愛知県にある2つの工場で生産ラインの稼働を最大で4日間、停止することになりました。

稼働を停止するのは、愛知県田原市にある「トヨタ自動車」の田原工場の一部の生産ラインと、豊田市にあるグループ会社「トヨタ車体」の吉原工場のすべての生産ラインです。

このうち、田原工場では8月3日から4日間、吉原工場では8月5日から2日間、稼働を停止するということです。

会社では、ベトナムでの新型コロナウイルスの感染拡大で、現地の取引先の生産に影響が出て、部品の調達が滞ったため稼働停止を決めたとしています。

これらの生産ラインでは、高級車ブランド「レクサス」やランドクルーザーを製造していて、会社では、およそ5000台の生産に影響が出るとしています。

自動車メーカーでは、半導体不足の影響で減産が続いていますが、多くの部品メーカーなどが生産拠点を構える東南アジアでの感染拡大も重なり、生産への影響が懸念されそうです。