#ピクトグラム SNSで大喜利状態 「あるある」と共感広がる

東京オリンピックの開会式で大きな話題を呼んだ「ピクトグラム50個の連続パフォーマンス」。

SNS上では思い思いのピクトグラムが投稿される大喜利状態になっていて、そのエピソードに共感の声が上がるなど広がりを見せています。

共感広がる炊飯器ボタン押し忘れ

「あるある」「わかる」といった共感の声が多かったのが、こちらのピクトグラム。

「炊飯ボタン押し忘れピクトグラム」です。
炊飯器のボタンをうっかり押し忘れて米が炊けていないことに気付き、頭を抱えてひざから崩れ落ちる人の姿が表現されています。

SNSに投稿したのは、仙台市に本社がある大手生活用品メーカーの「アイリスオーヤマ」です。

26日、会社の公式ツイッターで発信すると、一気に拡散され、1日で1万以上の「いいね」がつきました。

投稿を見た人の中には、「この前、これでした」、「絶望しかない」といった声のほかに「これを見て、さっきセットした炊飯ボタン押し忘れていたことに気づきました…!ありがとうございます」という感謝のことばも見られます。

このピクトグラムを作った20代の女性社員に話を聞かせてもらいました。

今月23日に行われた東京オリンピックの開会式でのパフォーマンスを見たあと、SNSで次々に投稿されたピクトグラムにヒントを得て制作を思いついたということです。

開会式の数日前、自宅で米を炊こうとして炊飯器のボタンを押し忘れた経験から、画像編集ソフトを使って1時間ほどで制作しました。

女性になぜこれだけ広がったと思うか理由を聞くと、次のように話してくれました。

「私自身もそうですが、ピクトグラムを自分に置き換えたらどうかなと考えるのが楽しくて広がっているのではないかと思います。オリンピックでは選手が競技に励んでいますが、日常生活の中でも多くの人が育児や家事、仕事などを頑張っている姿がピクトグラムを通じて表現されていると感じます」。

「いいね」17万!? “前置詞”ピクトグラム

急速な広がりを見せているのが、「前置詞ピクトグラム」です。

「on」や「into」などおよそ30種類の英語の前置詞の意味がイメージできるよう、立方体や円などの図形を組み合わせました。

子どもを持つ親や学生などを中心に多くの反応が寄せられています。

「めっちゃわかりやすい」「言葉ではなかなかイメージしづらいんだよな!」「娘の英語の勉強になります」「これが英語の勉強の時あったなら理解度段違いだったかもしれません」。

これまでに、17万以上の「いいね」がつき、3.6万回以上リツイートされ、広がっています。

投稿したのは、オーストラリア在住で英語を楽しく学んでほしいとネット上にイラストを毎日投稿している「こあたん」さんです。
英語が苦手な人でも楽しく学んでほしいと詳しい説明をすべて省いて、誰でも直感的にイメージできるよう工夫しました。

「トレンドに絡めることで、これまで英語学習に興味がなかった人にも、興味を持ってもらえるきっかけになればと思います」。

「いいね」が国の人口上回る

国の人口を上回る、2万以上の「いいね」がついたのは、南太平洋の島国・ナウルの政府観光局日本事務所の投稿です。

26日夜、国をかたどったピクトグラムをSNS上に投稿しました。
ナウルの面積はおよそ21平方キロメートルと東京・品川区ほどの広さで、ピクトグラムには青色の背景に白色で島の形であるだ円形が描かれています。

ナウルの人口は世界で3番目に少ない1万3000人ほどですが、27日午後2時の時点で、人口を超える2万以上の「いいね」がつきました。

投稿には「かわいい」といった好意的な感想のほかに、「そら豆!!」「お米の粒にも見える」と島の形に似ているものをあげるコメントも多く寄せられて大喜利のようになっていますが、中には「コロナ収まったらナウル行けるかなと話していますがよいスポットありますか」といった声も寄せられています。
日本事務所に話を聞くと、ナウルを訪れた日本人観光客は、2019年度は3人で、昨年度は新型コロナウイルスの影響などから島を訪れた人はいなかったということです。

「まだ日本ではなじみのない国なので、少しでも知ってほしいと思いました。地図を使って説明するよりもシンプルで伝わりやすいと思いました。いろいろな反応がありますが、多く反応があるということは関心を持ってもらえたのだと捉えています。島には現代的な観光施設はありませんが、きれいな海と、都会では体験しづらい自然と触れ合う生活を楽しめるので、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたら、ぜひ訪れてほしいです」。