世界自然遺産 奄美大島の空港では駐機場にお祝いメッセージ

世界自然遺産の登録から一夜明け、鹿児島県の奄美大島の空港では、日本航空の整備士が水で駐機場にイラストを描いて登録を祝いました。

27日午後、奄美空港の駐機場に浮かんだのは「祝 世界自然遺産守ろう島の宝」の文字です。

日本航空で機体の点検などを行う運航整備士の森本慎一さんが、世界自然遺産への登録を祝って描きました。

森本さんは搭乗客が機内に乗って離陸するまでのわずかの時間に噴霧器で手早くメッセージを描き、最後に大輪のハイビスカスを描き添えました。

そして、他の職員とともに奄美の方言で、ありがとうという意味の「ご搭乗ありがさまりょうた」と書かれた横断幕の横に並んで、飛行機を見送りました。

森本さんは「お祝いという意味で描かせていただきました。きょうのお客さまは登録した瞬間に島にいた方々なので、訪れた場所は宝の山だと誇ってほしいと思うと同時に、この自然を守らないといけないとも思ってほしいです」と話していました。

奄美大島や沖縄 新たに世界自然遺産に登録

ユネスコの世界遺産委員会は、鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などを世界自然遺産に登録しました。

新たな世界遺産を決めるユネスコ=国連教育科学文化機関の世界遺産委員会は、日本時間の26日午後6時半すぎからオンライン形式で審議を行い、鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などを、新たに世界自然遺産に登録しました。
奄美大島と徳之島、それに沖縄本島北部と西表島にあるおよそ4万3000ヘクタールの森林などについて、政府は「アマミノクロウサギ」や「ヤンバルクイナ」「イリオモテヤマネコ」といった固有の生き物が生息し、生物の多様性が残る貴重な地域だとして、世界自然遺産への登録を目指してきました。

国内の世界自然遺産は、これで5件目になります。