福岡県独自”コロナ警報”発動 8月1日から飲食店に時短要請へ

新型コロナウイルスの感染の再拡大を受けて、福岡県は県独自のコロナ警報を出し、8月1日から飲食店に営業時間の短縮を要請する方針を固めました。

福岡県内の感染者は、まん延防止等重点措置の解除後、増加傾向にあり、27日までの3日間の平均は190人となっています。

また、病床の使用率も26日の時点で15.5%となっていて、県独自の「福岡コロナ警報」を発動する3つの指標のうち、新規感染者数と病床の使用率の2つが目安を超えています。

一方、残る指標の重症病床の使用率は、26日の時点で4.4%と、目安の10%には達していませんが、夏休みやお盆で人の往来が増え、さらに感染の拡大が懸念されるため、福岡県は独自のコロナ警報を出す方針を固めました。

そして、県内全域の飲食店に対して、8月1日から29日まで、営業時間を午後9時までに短縮するよう要請することにしています。

時短要請は7月11日をもって、まん延防止等重点措置が解除されたのに伴って終了したばかりで、3週間での再開となります。

また、県民に対しては日中も含め、不要不急の外出自粛を求めることにしています。

県は警報の発動後、政府と、まん延防止等重点措置の適用をめぐって協議したい考えです。

福岡県は、28日に対策本部会議を開き、警報の発動や対策を正式に決定することにしています。