オリンピック 会場警備の警察官 新たに6人が新型コロナ感染

東京オリンピックの都内の競技会場で、警備に当たっていた兵庫県警察本部の警察官6人が、新たに新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。地方から派遣された応援部隊で感染が確認されたのは、これで14人となります。

感染が新たに確認されたのは、応援部隊として派遣されていた兵庫県警察本部の20代の警察官、合わせて6人です。

警視庁によりますと、6人は都内の同じ競技会場で警備に当たっていましたが、同僚の警察官の感染が確認されたことなどからPCR検査を受けた結果、いずれも陽性と判明しました。

兵庫県警の応援部隊をめぐっては、これまでに6人の感染が発表されていますが、いずれも同じ競技会場の警備を担当していたほか、宿泊先も同じ東京・府中市の警察施設だということです。

東京オリンピック・パラリンピックでは、全国から応援部隊としておよそ1万2000人の警察官が派遣されていて、感染が確認されたのはこれで14人となります。

このほか、接触の疑いがある38人も別の施設で待機していて、警備にあたる兵庫県警の応援部隊は現在、半数にまで減っているということです。

警視庁は配置の見直しによって警備への影響はないとしていますが、応援部隊に対し感染対策を徹底するよう、改めて要請しました。