ミャンマー選管 去年の総選挙「不正が確認」結果無効と発表

ミャンマーの選挙管理委員会は、アウン・サン・スー・チー氏が率いる政党、NLD=国民民主連盟が圧勝した去年11月の総選挙について「不正が確認された」として、選挙結果を無効にすると発表しました。これを受けて、NLDの解党に向けた手続きが進められる可能性があります。

軍によるクーデターのあと、任命されたミャンマーの選挙管理委員会は26日夜、国営テレビを通じて声明を出し「去年11月の総選挙について有権者名簿や投票用紙を調査した結果、不正が確認された」と表明しました。

そのうえで「この選挙は憲法などに準拠しておらず、職権が乱用されたことによってNLD以外の政党が制限され、国家権力を掌握するという陰謀のために自由で公平に行われなかった」として、選挙結果を無効にすると発表しました。

この選挙ではNLDが圧勝し、旧軍事政権の流れをくむ野党が大きく議席を減らしたことから、ミャンマー軍が「不正があった」などとして調査を求めました。

しかし、当時のNLD政権は応じず、軍はこれを理由にクーデターに踏み切ったと主張していました。

選挙管理委員会は、これまでにNLDの解党処分を示唆しているため、今回、選挙結果を無効にすると発表したことで、NLDの解党に向けた手続きが進められる可能性があります。