オリンピック ソフトボール 日本 あすアメリカと決勝 カギは

東京オリンピックのソフトボール、予選リーグの最終戦で、日本はアメリカに1対2でサヨナラ負けし、予選リーグを2位で終えました。
金メダルをかけた決勝での再戦は、グラウンドでの攻防とともにベンチの采配がこれまで以上に勝負のカギを握ることになりそうです。

決勝の前哨戦となった予選リーグ最後の試合。
日本はアメリカの3人のピッチャーに今大会初めてふた桁の三振(12個)を喫し、相手のミスによる1点だけに抑え込まれました。

そして2枚看板の38歳、キャサリン・オスターマン投手と35歳のモニカ・アボット投手は先発せず、オスターマン投手が3分の2イニングで10球。アボット投手が1イニングで9球と、結果的には調整登板の形になりました。
このうちオスターマン投手とは、新型コロナウイルス感染拡大で国際大会が開催されなかったため、およそ2年間対戦がありませんでした。

このため宇津木麗華監督は試合後「オスターマン投手に関しては、たくさんのチャンスがなかったが、これまでは映像を見るしかできなかったので、対戦できてよかった」と話しました。

キャプテン 山田「3人のピッチャーと対戦 決勝につながる」

26日は代走での出場だったキャプテンの山田恵里選手も「あしたの試合前に3人のピッチャーと対戦できたことは、必ず決勝につながる。球速と変化球の変化がすごいなというの感じたので、対応をしないといけない。あすはよりハイレベルな試合ができるのではないかと思う」と前向きな姿勢を崩しませんでした。

先発したカルダ投手とアボット投手は日本リーグでプレーしているため、代表の選手にとってもなじみがありますが、アメリカチームにはピッチャーがもう1人いるということです。

アメリカ監督「4人のピッチャー全員が登板するかも」

ケン・エリクセン監督は会見で、決勝でのピッチャーの起用法について「カルダ投手は日本戦で驚異的なピッチングをするので、この試合まで温存していた。また常々、アボット投手とオスターマン投手が長いイニングを投げられることに驚かされている。まだ登板のないピッチャーもすばらしいので、あすは4人のピッチャー全員が登板するかもしれない。日本に勝てるチャンスがあれば、すべての手を尽くしたい」と、小刻みな投手リレーも選択肢に入れていることを示唆しました。

日本も決勝を視野に入れた起用

一方の日本も決勝を見据えて、エースの上野由岐子投手とリリーフの後藤希友投手を登板させなかったほか、13年前の北京オリンピックにチーム最年少の20歳で出場し、上野投手とバッテリーを組んだ峰幸代選手を、初めて先発で起用しました。

日本にはキャッチャーが3人いますが、これまでの4試合は我妻悠香選手が先発マスクをかぶっていました。
宇津木監督は、峰選手を先発させたことについて「峰は経験あるキャッチャーで、特に上野との相性もいい。正直に言うと峰がアメリカ打線を見るのはいいんじゃないかと思った」と、決勝を視野に入れた起用だったと明かしました。

金メダルをかけた決勝での再戦は、グラウンドでの攻防とともにベンチの采配がこれまで以上に勝負のカギを握ることになりそうです。

3位決定戦はカナダ-メキシコ

ソフトボールは予選リーグ5日目の3試合が行われ、日本はアメリカに敗れて4勝1敗の2位で予選リーグを終えました。

26日の試合結果です。
アメリカ対日本はアメリカが2対1でサヨナラ勝ちしました。
カナダ対イタリアはカナダが8対1で6回コールド勝ちしました。
メキシコ対オーストラリアはメキシコが4対1で勝ちました。

予選リーグはすべての日程を終えてアメリカが5勝、日本が4勝1敗、カナダが3勝2敗、メキシコが2勝3敗、オーストラリアが1勝4敗、イタリアが5敗となりました。

この結果、27日の決勝ではアメリカと日本が、3位決定戦ではカナダとメキシコがそれぞれ対戦することになりました。