オリンピック テコンドー女子 難民選手団初のメダルならず

東京オリンピック3日目の25日、テコンドー女子57キロ級で、紛争などで母国を逃れた選手で作る難民選手団の選手が4位に入る健闘を見せました。

イラン出身の23歳、キミア・アリザデー ゼヌリン選手は、前回のリオデジャネイロ大会でイスラム教徒の女性のためのスカーフ「ヒジャブ」をかぶって出場し、銅メダルを獲得してイランの女子選手として初のメダリストになりました。

しかし、去年1月「私は、イランで抑圧されている数多くの女性の1人に過ぎない」などとイラン当局を批判してドイツに亡命し、今大会は難民選手団の選手としてオリンピック出場を果たしました。

25日はまず予選で祖国イランの選手と対戦し、「ヒジャブ」を着けた相手に対し、アリザデー ゼヌリン選手は長い髪を後ろで結んだ姿で臨み、18対9で勝ちました。

続く1回戦では2大会連続で金メダルを獲得していたイギリスのジェイド・ジョーンズ選手に16対12で、準々決勝では中国の選手に9対8で競り勝ち、準決勝に進みました。

その後、準決勝ではロシアオリンピック委員会の選手に3対10で敗れ、銅メダルをかけた3位決定戦ではトルコの選手と対戦し、最後まで果敢に攻めましたが、6対8で敗れました。

アリザデー ゼヌリン選手は、前回大会から結成された難民選手団の選手として初のメダル獲得は惜しくも逃しましたが、4位に入る健闘を見せました。