オリンピック 卓球女子シングルス 史上最年長 58歳が敗戦

東京オリンピックの卓球女子シングルスでは、この種目で史上最年長となる58歳のルクセンブルクの選手が25日、2回戦に登場しました。17歳の選手に敗れましたが、笑顔で今後への意気込みを語りました。

25日に行われた卓球女子シングルスの2回戦に出場したルクセンブルクのニー・シャーリエン選手は、58歳と21日で、この種目の出場選手では、これまでの記録を4歳上回り、史上最年長となりました。

ニー選手は中国代表として38年前に今回と同じ会場の東京体育館で行われた世界選手権に出場し、団体と混合ダブルスで金メダルを獲得しました。

その後、ルクセンブルクから2000年のシドニーオリンピックに初出場。そして、北京オリンピックからは連続で出場し続け、今回で4大会連続5回目のオリンピック出場を果たしました。

世界ランキング42位と今も実績のあるニー選手は25日の2回戦で、韓国の将来を背負うと期待されている41歳年下のシン・ユビン選手、17歳と対戦しました。

ニー選手は現在では数が少なくなっているペンを握るようにラケットを握る「ペンホルダー」の使い手で、フットワークを生かして左右に大きく動くシン選手とは対照的に、体の動きを最小限にしてラケットさばきで勝負しました。

ニー選手は「50年前の伝統的な戦い方だ」と分析する、その独特なスタイルで健闘し、試合は最終ゲームまでもつれ込みますが、最後はシン選手の力強いプレーの前に敗れました。

次のオリンピック「不可能なことではない」

試合後に笑顔でシン選手をたたえたニー選手は「パワーもスピードもある若い選手と戦うのは大変だけど頑張りました。卓球は年齢も国籍も関係なく、楽しめるものだと知ってもらいたいと思ってプレーしています」と話していました。

そのうえで、「38年前に世界一を経験した東京体育館に選手として戻ってこられて本当にうれしかった。寄る年波には逆らえないし、次のオリンピックを目指せるかは、まだ自分でも分からないけど、不可能なことではないと思うし、できるかぎり頑張ります」と笑顔で話していました。