オリンピック ゴルフ男子 海外有力選手のコロナ感染相次ぐ

東京オリンピックのゴルフ男子に出場予定だった有力選手が、新型コロナウイルスに感染していることが相次いで確認され、出場を断念する事態となりました。

世界ランク1位 ラーム選手(スペイン)

スペインのオリンピック委員会は25日、世界ランキング1位のジョン・ラーム選手が新型コロナの検査で陽性が確認されたため、東京大会を欠場すると発表しました。

26歳のラーム選手は先月の全米オープン選手権でメジャー初優勝を果たし、今大会も優勝候補の1人とみられていました。

現地メディアなどによりますと、来日後のPCR検査で陽性反応になったということです。

ゴルフ男子は今月29日から競技が始まる予定ですが、スペインのオリンピック委員会は、準備が間に合わないため、代わりの選手は出場しないとしています。

世界ランク6位 デシャンボー選手(アメリカ)

ゴルフのアメリカ代表を統括する「USAゴルフ」は24日、世界ランキング6位のブライソン・デシャンボー選手がアメリカを離れる前の検査で陽性が確認されたと発表しました。

そして、代わりにパトリック・リード選手が出場に向けて準備を進めているとしています。

27歳のデシャンボー選手はツアー屈指の飛距離が持ち味で、去年の全米オープン選手権でメジャー初優勝を果たしました。

デシャンボー選手は「アメリカ代表としてオリンピックで戦えず、とても残念だ」とコメントしています。