小笠原諸島の西之島で2年ぶりの生態調査 新種の可能性も

小笠原諸島の西之島で、今月、環境省が専門家とともに2年ぶりとなる生態調査を行い、海鳥の繁殖や新種の可能性もある生き物の存在が確認されました。

小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある西之島では、8年前に活発な噴火活動が始まり、環境省は活動が収まったたあとのおととし、上陸して生態調査を行いました。

その後、噴火活動が再び活発になり、島全体が溶岩や火山灰に覆われたため、改めて生態系への影響を確かめようと今月、2年ぶりとなる調査が行われました。

調査にはドローンが使われ、上空から撮影された映像では、一面、灰色になった島の様子や火口の中で立ち上る白っぽい噴煙が確認できます。

環境省によりますと、今回の調査で陸地では「カツオドリ」など5種の海鳥の繁殖が確認されたということです。

一方、植物は確認できなかったということです。

また、周辺の海底をロボットを使って調査したところ、新種の可能性も考えられる「コケムシ」の仲間が見つかったということです。

環境省はことし9月にも現地調査を行い、西之島の生態系の変化を詳しく調べることにしています。