新型コロナ 応援の警察官4人が感染 都内の五輪競技会場で警備

東京オリンピックの都内の競技会場で警備にあたっていた警察官4人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。いずれも地方から派遣された応援部隊だということです。

新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、応援部隊として都内に派遣されていた兵庫県警察本部の20代から30代の警察官、合わせて4人です。

警視庁によりますと4人は都内の同じ競技会場で警備にあたっていましたが、このうち30代の警察官が23日、発熱などの症状を訴え、PCR検査の結果、陽性と判明しました。その後、ほかの3人も次々に体調不良を訴え、いずれも感染が確認されたということです。

4人は今月上旬に派遣され、東京 府中の警察施設に滞在していたということで、警視庁によりますと選手や大会関係者を含め濃厚接触者はいないということです。

4人は現在、別の警察施設で療養していて、警視庁はこのほか4人と接触があった警察官15人についても施設で待機させているということです。

東京オリンピック・パラリンピックでは全国から応援部隊としておよそ1万2000人の警察官が派遣されていて、感染が確認されたのはこれで6人となります。